通りを吹き抜ける風が妙に心地よく、そしてキュッと胸がしめつけられるそんな季節。
人への優しさとか愛とか、感謝とか。そんなことをいつもより想ったりなんかして。
before sunrise(邦題:恋人までのディスタンス)
ジュリー・デルピー、イーサン・ホーク共演によるラブ・ロマンス。列車の中で偶然出会った一組の男女。二人は意気投合して列車を途中下車し、ウィーンの街をあてどもなく歩く。しかし楽しい時間はあっという間に過ぎ、やがてお互いの生活に帰る朝がやってくる……
1995年のアメリカ映画。
ワインでも飲みながら。
「too much」= 度を超している、手に負えない状態 あまりにたくさんの。
ちゃんと見極めが必要だ。ちゃんと自分で考えなきゃだめだ。
そんなメッセージを感じる。
いわゆるトレンド的な要素を多分に持つ我々の仕事は常にたくさんの情報で溢れている。だからこそ、その人となりをしっかりと見極めて本当に似合うデザインを求めていきたい。そしてそのような姿勢で向き合ったモノにこそ意思が生まれてくるのだと思う。よく使われる「似合う」という言葉も、本当にそれが似合っているのか?「髪型」というモノのカタチにとらわれ過ぎて真実が見えなくなってしまわぬように。大切なのはその人の普通を見極めて日常の中に心地よくとけ込んでいくモノであるということ。良く似合っていて、日々の暮らしの中でちゃんと機能していて。そしてそれぞれが抱える様々なコンプレックスを少しでも前向きな個性へと転換していくこと。惑わされることなく、しっかりと考えてそこに意思のあるデザインを作っていこう。